a bit bite of new york



サンライズからはじまる毎日のサプライズ。

ちょっとしたことを、
ちゃんとしたものに。

そんな小さな出逢いをニューヨークよりお届けします。


<< Garden BBQ on 4th of July :) main december in new york city. >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- : -
ケベックでのマジカルな週末。
 

高交留学していたときの大切な友だち、アレックスが結婚するので、
夫婦ふたりで彼女の出身地であるカナダのケベックへ行ってきました。

シアトルの高校でお互い留学生として出逢ったのは、17歳のとき。
いっしょに過ごしたのはたった3ヶ月だったというのに、
別れたあともわたしたちは手紙を書きつづけ、
誕生日やクリスマスにはギフトを送り合い、
その後は email やチャットを使って、
つねにお互いの恋愛や学校、仕事のことをアップデートしてきたふたり。

そして、シアトル以来の涙の再会を叶えてくれたのが、
そのころアレックスが住んでいたニューヨークでした。
わたしはそのとき、遠距離恋愛をしていただんなさんに会うために、
東京からニューヨークを訪れていたのです。

「わたし、好きな人がいるから、近いうちにバンクーバーに引っ越すと思うの。」

と、そのときアレックスが話していた“好きな人”というのが、
結婚相手のマイクだったのでした。
バンクーバーに住む彼とニューヨークで知り合い、
そのまま彼を信じて大好きなニューヨークを離れバンクーバーへ。
予想通り、ふたりのケミストリーはぴったりだったのですぐに同棲し、
わたしがニューヨークに引っ越したときには、すれ違いでした。

それでもアレックスは年に一度、大好きなニューヨークを訪れ、
そのたびにわたしたちは会っていて、
ちょうど5月には彼女の友だち7人がニューヨークに大集合し、
みんなで彼女のためのバチェロレッテ・パーティーをお祝いしました。

そして、ケベックで行われたふたりの結婚式というのが、
夢のように美しかったのです!

式場はサプライズだからここに来てね、
と告げられた住所に着くと、
目の前に広がるのは大きな中庭とされる広場に、
ヨーロッパにいるかのように歴史を感じる白い建物。
1668年に建てられた、Petit Séminaire de Québec という場所でした。
その昔、神父さんたちが通っていた神学校だそうで、
隣接する小さなカトリックチャペルも含め、
今はどちらもレクリエーションの場なのだそうです。

アレックスとマイクのシークレット・プランというのは、
その学校の美しい広大な中庭で人前式を挙げて、
チャペルの中で披露宴パーティーをしてしまおう!というものだったのです。

その日の天気は、雲ひとつない青空。
気温もちょうどよく、微かな涼しい風さえも優雅で、
真っ青の空の下、真っ白な歴史的建造物に囲まれて、
自分たちの存在が小さく感じるほど広い空間の中にいるのは、
ふたりの結婚式に招待された特別なゲストだけ。

ひっそりと、親密に、なんともロマンティックに、
まるで映画のシーンを眺めているかのように挙式が行われ、
それはそれは美しいと時が流れていました。

そして、式のあとに移動したチャペルで目に映ったものは、
今まで想像上、もしくは映像の中でしか
感じとることのできなかった夢の世界。

席について上を見上げると、
空のように高く遠い天井画に、
わたしたちを見守るように輝くシャンデリア。
入口から祭壇までつづく長いテーブルには、
ぽつりぽつりと灯るやさしいキャンドルの光。
そこにゲストが揃ったら、
まずはみんなで花火に火をつけて、お祝いのライトアップ!

パーティーの司会やスピーチは、
フランス語と英語の両方で行われ、
ゲストもじつにインターナショナル。
アレックスもインドのジャイプールに住んだことがあったり、
旅好きカップルのふたりの友だちなだけあって、
言葉を交わしたゲストの中には、
同じくインドに住んだことのあるフランス人、
自転車で中国をまわったケベック人、
マレーシアのチャイナタウンに
たったひとりの白人として暮らしていたスウェーデン人、
東京観光はすべて自転車でしたよというオランダ人などがいて、
旅や文化、食べものに興味があり、ソフィスティケートで
リベラルな感覚をもった人たちが集まっていました。

さらに、この結婚式に届けられたゲストからのお祝い金は、
病気で苦しむこどもたちのために寄付されるのだそうです。
なんと、なんと素晴らしいのでしょう。

その空間は、神秘的で幻想的で、
どこを見ても、誰を見ても、キラキラしていて、
まるで社交界に紛れ込んでしまったかのように美しく、
理想が現実になったパーフェクト・ワールドのような錯覚さえありました。

ケベックの街並みも、400年の歴史をもつ北米最古の街とあり、
旧市街は見るものすべてが歴史の中にワープしたかのよう。

それくらい、マジカルな週末でした。

もどったニューヨークは、混沌としていて、
うるさくて、まさにカオスの "zoo york" 。
それでもこの現実にもどるたびに、
やっぱりこの街が大好きなんだと感じ、
旅へ出てよかったなぁとも思うのであります。

アレックス&マイク、どうかお幸せに!


(photos by me & alex's friend :)

たびたび、旅。 : comments(4)
スポンサーサイト
- : -
comment

はじめまして、突然のコメントを失礼します。
素敵なお写真と、美しい描写に心惹かれてしまいました。
…なんて美しい結婚式でしょう、お写真だけでもため息が出てしまいます。

ふらっと立ち寄ったのですが、なんだか幸せを感じてしまいました。
これからも異国の風を感じに来させて頂きますね:)
| | 2013/09/03 1:29 AM |
はじめまして。

素敵なコメント、どうもありがとうございます!
とっても嬉しいです。

この結婚式はほんとうに素敵で、
今あらたに写真を見ると、
またまたうっとりとした感覚が蘇ります。
出席できて感謝でした。

栞さんの202号室も素敵ですね!

これからもどうぞよろしくおねがいします!
| pirocat | 2013/09/04 10:17 PM |
はじめまして。

岡野さんの本「歩いてまわる小さなニューヨーク」を持って
現在ニューヨークに滞在しています。
本で拝見してこちらにお邪魔しました。

本書で紹介されている鼻眼鏡のおばあちゃんのカフェ
「Podunk」の写真を見た時からずっと行ってみたくて今日行ってきました!

お恥ずかしいことに持ち金が少なく(^^;)
おばあちゃんお薦めのメニューがちょうどTax分が足りず
そのことをお話しすると「いいのよ。来てくれて嬉しいから」と言って
なんとTaxをまけて下さいました!

おばあちゃんの手作りスコーンの味と優しさがとても暖かく
正直ニューヨークでこんな体験をしたことがないので
本当にびっくり&感動しました。

あと2週間ほど滞在するので、また絶対来ます!と言ってきました。
しっかりTax分をお返しして、お礼を言ってきたいと思います^^

素敵なお店をご紹介頂きありがとうございます。

今回の記事と関係ない話でごめんなさい。。。
またこちらにもお邪魔させて頂きます^^
| Kana | 2013/09/07 5:56 AM |
kana さん!

お返事が大変遅くなり、
本当にごめんなさい!

コメント、どうもありがとうございました!

本のご購入とともに、
ニューヨークにいらっしゃって、
わざわざ podunk にも行かれて、
私としてはこの上ない喜びです。
tax分をおまけにしてくれるところも、
あのおばあちゃんならではのおもてなしですね。
よい時間を過ごせたようで何よりです!

現在、私の両親もニューヨークに滞在中で、
日々いろいろなところに連れ歩いているところです。

どうか kanaさんにとって、
ますます素敵なニューヨーク時間が訪れますように。
さらなる出逢いが訪れますように。

これからも、どうぞよろしくおねがいします!

PS - きのうきょうと暑いですが、お身体にはどうかお気をつけて。
| pirocat | 2013/09/13 5:06 AM |
comment









Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< July 2017 >>
about me
my book
categories
favorites
archives
RECENT COMMENT